【乗馬52鞍目】不真面目馬のおふざけを阻止することに成功した回
5鞍目にして、ふざけによる学級崩壊を未然に防いでちゃんと走ってもらうことに成功しました!初めてふざけを途中で止めさせることができたのは嬉しい。
問題児・アンボワーズに乗るのは5回目で、それまでは4戦2勝2敗って感じだったのですが、今回はふざけ(ラチも蹄跡も他の馬も無視してコースアウトしまくってレッスンどころではなくなる)を止めさせてちゃんと走ってもらうことに成功しました!
これまでの2勝はアンボが初めからふざける気がなかった時のものなので、初めてふざけを途中で止めることができたのは嬉しい。
初めてのお迎え
馬の威嚇に怯まないように
彼のテリトリーに入ると早速耳を伏せて歯をカチカチやられました。「咬むぜぇ……😈」とアピールしてきます。いつものアンボワーズである。
「えっこれ相手裸馬だけれど、迂闊に手出したら腕とかガブーッっていかれるやつじゃないの?どうすんの?」
と、ちょっと不安になったけれど、ここでチーフの方から教わったことを思い出します。
怯まずに毅然と振舞って「何か文句あるの?」と目力で対抗したら、スッと視線を外された。
目を逸らした方が負けらしいので、この場合は勝ったはずなんだけれどアンボのキャラを思うと逆にこっちが負けた気分になる……(笑)
🐴「ハァ、付き合ってらんねーぜ」
曳き馬は本当にスムーズ
無口と口籠を見せて口に近付けたら、理解したのか観念したのか割とすんなりとつけさせてくれました。首振られたような気もするけれど、記憶がおぼろげだし全然許容範囲内。
馬場に出る時と同じようにスムーズに出てくれたので素晴らしかった👏
首をグングンと振ってやや後ろからついてきてくれる様子が好きです。元気そうだ~と嬉しくなります。
触ったり装鞍の時は大体怒るし、馬場ではかなり反抗してふざける唯一無二の不良だけど、馬房から洗い場、馬場に出るまでのスムーズさは本当に素晴らしいものがあります!曳き馬では全くゴネません。
運動することや馬場でふざけることを楽しんでいるのかなあと解釈しています。
アンボのそういうところが大好きだ!
今日は何をやらかしてくれるのかドキドキのレッスン
部班は最後尾の5頭目。前を走るのは調教最終日のルーキー・アイビーちゃんでした。
ちなみに先頭は前の馬にガンガンくっついてくるショウナンガレオンくんなので、うっかり止まられてしまったら後ろが詰まります。
序文にも書きましたがこの時戦績は2勝2敗。
前回2鞍がどちらも制御不能になり、指導員さんのお手を煩わせてしまったので、またああなったらやだなーと不安がよぎりますが態度には出さないように!
↓敗北時の記録
前乗った時は「まだ遠慮が見える」と指導員さんにアドバイスを頂いたので、とにかく強気でいきます。
長鞭を使ってふざけをやめさせる
常歩までは順調。しかし、速歩発進するって時に突然の停止。後ろが詰まる。ちらっと振り返ったら大渋滞。これはまずい!と思って強めの拍車と鞭を使います。なんとか動きました。
ふざけモード100%の時は普通の常歩すらコースアウトしまくりで最悪なのですが、それ以外の時は速歩を出すって時に遊び始めることが分かってきた。今後とも要警戒です。
動いたと思ったら、フラフラ〜っと内側にコースアウト。ヤバい始まった!と思わず声が出てしまう。
馬場のコースの中、手前変換用のコースに一度入り込まれてショートカットを許してしまったのがかなり不穏すぎました。
けれど、ここで戻せなかったらレッスンをめちゃくちゃにしてしまう!と思って思いっきり長鞭を使います。
「アンボだから仕方ないね…」と皆さん見てくれる(であろう)にしても、「馬に好き放題やられてる人」になるのって結構恥ずかしいのもあるし、ちゃんと動いてほしいのです。
毎回焦って、効かない鞭の入れ方をしてしまうので、鞭の先端でしっかり刺激として当てるようにしました。
遠慮とか焦りがあると長鞭の腹を当ててしまうので全然効かないんですよね……。
そんな長鞭がちゃんと効いたのか、ふざけや反抗はそれきりで、最後まで何とか持ちこたえました。尻っぱねも、怒って耳伏せる仕草もなかったからよかった。
やばい流れだと感じた時、本格的にふざけ出す前に強めに鞭を入れて主導権を渡さないように頑張りました。前回に比べてすぐにやめてくれたから助かった〜。
前の日が馬術場の定休日でお休みだった上、肩にあったイボを取ってもらったらしいから元気かもって話だったけれど、コイツの元気はふざける方の元気の可能性もあるから恐ろしい……。
前に一週間お休みをもらった後の休み明けは、元気すぎて遊びまくりだったらしいです。なんて奴だ……。
前のアイビーちゃんが真面目に走ってくれたからすごく助かりました。
けれど、前の前のミレニアムがゴネまくりなので速足出してもチョビチョビ止まったりしてしまったのはヒヤヒヤした……。
せっかく動かせても、一度止まるとやる気をなくして遊び始めることがあるので、終始油断せずに警戒していました。嫌な雰囲気を感じたらすぐに防げるようになりたいです。予測が大事。
尻尾VS長鞭
アンボワーズは騎乗時に、持っているだけの長鞭をしっぽでパシンと叩いてくる時があります。(タイトルのイラスト)
虫を避けたり、不機嫌で振ったしっぽがたまたま当たっただけ?それにしては当たる回数が多い……。
「その卑怯な武器落とせやオラッ」て感じなんだろうか……。
発進前、何となく今日も何かやらかされそうな雰囲気を感じたので、視界に入るように後ろ側で長鞭を振って見せ鞭をして牽制してみたら、案の定パシッとしっぽで打ち返されて対抗されました……。また嫌だわな。
長鞭だけでなく身体にダイレクトアタックされることもあります。
馬装していて、おがくずや泥を取ろうとしたり、腹帯を締めようとするとしっぽで引っぱたかれたり。聞いてはいたけれど馬のしっぽって当たると痛い!鞭で叩かれたような痛みです。
面白い個性として見てるけど、今日は綺麗に頬にヒットして痛かったしちょっとびっくりした……こ、この野郎……。
これも、最初の頃は不機嫌で振ったり虫を避けようとしたのがたまたま当たっているのかな?と思っていたけど、こうも何度もやられると攻撃の意図を持ってやってるように思えてきたり。馬は草食動物だから基本自分から攻撃しないとは言いますが。
でもそういう気の強さが嫌いじゃないです。むしろ、それくらい反撃してくれる方が何だか安心したり……。
乗り心地は本当に最高なお馬です。というか全部好き。
そんなアンボワーズですが、背中の乗り心地はやっぱり絶品!!なめらかな感じ……。とにかくなめらかって体感で気持ちがいいのです。浮いてる感じがする。
クセになります。発進の難しさや反抗のリスクがあっても何度も乗りたくなるほどの乗り心地です。アンボワーズのそういう話ってあまり聞かないけれど、相性なのかなあ……。
まとめ
ただ鞭で叩かれてるだけではなくて、逆にこちらや長鞭そのものをぶっ叩いてくるアンボワーズの気の強さが好きです。馬の扱いを極めるならいけないのだろうけれど、その反骨心がアンボの良さ。
ただ、馬の自己主張がかなり強いので、乗る時はこちらもそれ相応の強さの主張をして、通すところは通さないといけないなと思いました。
どの馬に対してもですが、下に見られてしまったら良い関係は築けませんもんね!大好きはいっぱい伝えて、可愛がりたいけれど、それはそれとしてやる時はやるで関係にメリハリを付けていきたいです。
おまけ:レッスン後のニンジン
その日乗せてくれたお馬にはレッスン後におやつをあげるのですが、ニンジンを家から持ってくるのを忘れてしまったので、道中コンビニで調達した野菜スティックのニンジンと大根をプレゼント。ファミマさん、ナイス野菜スティック。
足に腫れがあって専用馬を回避した日にお見舞いをしてから、おやつをくれる下僕認定されている感があります。
肢の不調で乗れなかったアンボワーズのお見舞いと称しておやつをあげに行った
基本自分の扶助は下手だと思っているので、アンボ様はもしかすると賄賂を渡すことで勘弁してくれている方なのかもしれない……?とか思ったり。
とはいえ、前回・前々回は貢ぐことで舐められてるのかな……とも思ったので、結局本当のことは分かりません。
それよりも、レッスンに出る前の待機時間中にじっと見つめてみたり、あるいは目で圧をかけておくと反抗が少ないかも……?と感じています。おまじない程度だけれど。多分気のせい。
↓以前のアンボワーズ戦の記録はこちら