うまめのめ

ゆるらゆるりと馬に乗ったり関わったりする記録。趣味の乗馬日記ブログです。お馬のイラストも描きます。

【乗馬56・57鞍目】最近のお悩みが浮き彫りになったレッスンでした

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ちょっと今回の乗馬日記はいつもと構成が違う感じです。56鞍目・57鞍目のレッスンを通して見た最近のお悩みについて。ほぼ気負ってうじうじ悩んでるだけの内容なのでご注意ください。こんな風にうじうじ悩まなくても、単に騎乗時も馬ともっとコミュニケーションできるようになればいいんだよなあ。

 

現在地点について

気付いたらベーシック馬場に進級してからだいぶ経っていました。なんかいつまで経ってもベーシック馬場不慣れな感じがするんですけどね……。正反撞もできたりできなかったり。馬によっては速歩そのものができなかったり。

馬装だけがやる度にマシになっていくだけだという。それはとても喜ばしいことですけどね!

一度、「みきわめに向けて馬取って練習しませんか?」と言われたことはあったけれど「内容全然できてる気がしないし進級なんて無理でしょ……」って感じだったので流れてそれきりだったんですよね。専用馬取る気分じゃなかったのもあり……。

 

競技会が隣で行われていました

さてこの日のレッスンについて。

いつもは午前中のレッスンなのでちゃんと朝起きて行くのだけれど、今日は13時からのレッスン。

なので朝寝坊して布団の中でダラダラ過ごしてみたらオフモードになってしまって、何だかやる気までなくなってしまった……。最近の悪天候でお疲れなのもあって。

それでも、「やる気がない日は身体に変な力が入らなかったりして、逆によく乗れるかも?」と思ったのと、なんだかんだで行ったら楽しいし馬が可愛いことを知っているので向かいます。

今日は競技会(国体の東北ブロックの予選)がレッスンの馬場のすぐ横で行われていて、何だか雰囲気が予想以上に物々しい……。

駐車場で大きな馬運車を初めて見かけて、「ああ本当に大会をやってるんだ…」と思いました。

で、肝心のレッスンはなんと指導員の方が所長(元オリンピック選手)……。2鞍目は新人の方のサポートにHチーフが入っていてほぼHチーフのレッスン。

どちらも主に上のクラスのレッスンを担当されている方なので少しヒッとなります。お馬もこんな感覚でいるのかなあ。もちろん、いつもの指導員さんを舐めている訳ではないですよ!

56鞍目は専用馬のタガノガジュマル、57鞍目はミレニアムでした。

 

前の馬と同じ内ラチ添いを走るのか、外側へ出すのか

さて、今日は前回に引き続き「ベーシックA/馬場」という複合クラス。正直少し苦手です……。

私の技量が足りないのが悪いのですが、外側を走らせて前の馬との距離を稼ぎたくても、前の馬(ベーシックA)が内側を走っていると自分の乗っている馬が頑なに同じように内側を走ってしまって外に出てくれないのが悩みです。

本気で外出てほしいなら鞭や軽打を容赦なく使えばいいのに、「そこまでして外出さなくていいか……」と諦めてしまうのが良くないな、人間の指示の問題だなって騎乗後に振り返ると思います。

ですが、ベーシックAの方々との混合ゆえに「馬場の方は内でも外でもどっちでも〜」と言われてしまうとどうしても楽な方に逃げちゃうよ……!うう……。

そこまでして外へ出す必要もないというのがまたアレですね。でも、自分の意志で外へ出せるようにならなきゃですね……。

なんだろう。やってほしいことが上手く伝わらなくて、「じゃあ内ラチ添いでいっか」と妥協して諦めちゃってる感じが気持ち悪いのか。それじゃ上手くなれないよなあなんて考えたり。

とはいえ馬によっては、前の馬に釣られるのは今の技量ではどうしても止められなさそうなので諦めも肝心なのかもしれません。もちろん、最初から指示出しを諦めるってことではないけれど。この辺はベーシック馬場の角馬場に戻った時にはしっかりやります。

けれど以前、前の馬につられずに自分の指示を受け取って外側(あるいは内側)を走ってくれた時は本当に嬉しかったので、できればいつもそうありたいなあ……。

 

 

50鞍を越えてもいまだに間違える手前合わせ

 

今の私の課題のひとつが「軽速歩の手前合わせ」です。

これ自体はベーシックAのみきわめのレッスンの時に教えてもらいました。このブログにもやり方まとめたことがあるんですけど(そして多分間違えてるんですけど)、いまだに定着してない感じです……。

「外方の前脚が出た時に立つ」。それは分かるし、合ってるか合ってないかの見方も分かってるはずなんだけど……いまだに完璧に合った状態では乗れません。

難しいことじゃないはずなんだけれど、自分の方で何らかの理由でテンパってると手前を合わせるどころじゃなくなってしまうんですよね……。

今日の56鞍目のレッスンとかはまさにそれで、矢継ぎ早に飛ぶ所長の指示にテンパってたら手前を合わせるのが後回しになってしまい……。

おまけに名前を呼び間違えられてて「手前合わせて!」を自分のことだと思わずスルーしてたら50鞍以上乗って手前合わせを知らない人みたいな感じになって「基本だからね!」と指導されてしまったのが本日の悔しかったポイント。

いつもはすぐ修正できるのに、その時コケてしまったガジュと噛み合わずすぐに修正できなかったのも悔しかったポイント……。

直接そうは言われてないけど、50鞍以上乗ってて手前合わせできないのあかんよって言われてる気がしたなあ……。

とっても悔しかったので次回以降は手前完璧に合わせて乗ってやんよぉ……うう……(´;ω;`)(本当に悔しい)

でも確かに、ベーシック馬場進級して手前合わせが前提になってから何鞍も経つのに、常に正しい手前で乗れないでいるのはどうなんだろう?というのはずっと気になりつつ放置していたところだったので、逆に良かったのかも。

この悔しさをバネに、ちょっと本気で正しい手前で軽速歩する癖を定着させようと思います。なんか悔しかったの!(しつこい)

 

継続の合図がおぼつかない

あと、今日はもう一つ悔しかったことがありました。

2鞍目がミレニアムちゃん(3回目の遭遇)だったのですが、前回ほどゴキゲンではなかったのか、速歩が出てもすぐ止まってしまったり……。

再発進は比較的すぐ出るのだけれど、すぐに常歩になってしまう。あと、突然ダッと勢い良く出たり急に常歩になるから、バランスを崩して前につんのめってしまうことが何度かありました……。今振り返ると危ないね。きっとあれがもっと激しいと落馬になるんだろうな……。

となると、止まる直前に脚扶助なり鞭なり使って継続の合図を出さなきゃいけないんですけど、何か自分がその時テンパってて継続の合図を上手く出せなかったんですよね〜〜〜……。嗚呼……。

継続の脚扶助(圧迫)は、ベーシックAの時にガジュマルを進めるのに散々やったのでできるようになった気でいましたが、何か全然できなくなってました。できないというか……なんか、色んなことを気にしすぎてしまって頭の中がごちゃついてます……。

 

「脚使ったら脚の位置戻さないと」

「脚の位置おかしくなってないかな」

「上体前のめりになってないかな、後ろ体重になってないかな」

 

ベーシックAで継続の脚使ってた時はフォームとか気にしてる場合でなく、とにかく走らせるのに必死だったのでできたというのもある……?

 

あと、後半になって継続の脚ができてやっと走ってくれるようになった!と思ったら前が詰まってやむなく常歩に……ということも結構ありました。

これは本当に仕方がないことですし、自分もそうなってしまう時があるからお互い様なのだけれど、やっぱり馬が走ってくれそうな時に前が詰まって走れないと正直少し凹みますねぇ……。そのために外側に出して距離稼いで走ろう!って話なのだけれど。

 

速歩で走れればいいというものではなくて、あくまで前の馬の様子や周りの環境との兼ね合いなので毎回状況が変わります。これをいつも楽しめる心のゆとりがほしいなぁ。調子いい時はそんなゆとりがあって楽しんでいるのですが、今日は少し足りなかったような気がする。お疲れなのよね……。

なんだか、広めの馬場を走る時の方が気持ちに余裕がある気が……?天気のせいもあるのかもしれませんけど。広い馬場でしっかり馬を御して乗れるようになりたいです。

 

そんな2鞍目、速歩しては常歩、速歩しては常歩になりがちだったミレニアムとのレッスン。

サポートに入っていたH指導員からこのような指導が。

 

「もっと脚とか鞭使ってコミュニケーションして!自分で止めてるならいいけれど、それ馬が勝手に走ったり止まったりしてるんでしょ?それやられちゃうとこの先のクラスで何もできなくなっちゃうよ。」

 

ンヒィイイイ……😇😇😇ハイ、その通りですね。

レッスン中はそれどころじゃなかったりするのでただ凹むのですが、家に持ち帰ってこうやって日記を書いていると「いや、そこは落ち着いて継続の脚とか鞭出さないとダメでしょ……」と冷静になります。

そう、馬だってお人好しじゃないし、性格が良かろうとサイキックエスパー馬でない限り合図を出さなければやってくれないのです。

例えパッションみたいに賢くて自分で速歩を継続してくれたとしても、それはレッスンの流れを知っているから。

「じゃあ外とかで自分一人で馬に乗ってみた時、今の技術で同じように走らせられるかな?」

とふと思った時、それにYESと答えられるようになるためには今みたいに「必死で無理だった」と逃げずに、継続の合図をしっかりと送れるようにならないといけないですね~……。

いつもの指導員さんが「ミレニアムは難しいから」的なスタンスで流してあまり強く言わないでくれるので、心のどこかで「難しい馬だから仕方ない」という考えが生まれていたかも…とハッとしました。目が覚めた。

 

進級や上達をどこまで頑張るか、馬とどう付き合っていきたいのか

最初に「チェックシート結構ついてきました〜?」と尋ねられたのもあって、やっぱりそろそろ進級を視野に足りないところ克服していかなきゃいけないかなあと思い直す2鞍でした。

というかそもそも私は進級したいんだろうか……?と考えた時、やっぱり進級できるものならしたいとは思うんですよね。

ただ、やっぱり今のクラスの内容が難しくて、できている気がしない……。というか馬によってのムラが凄すぎる……。

かといってストイックに上達に向けて頑張りすぎると趣味自体の寿命が縮みそうなのであえてのんびりやるように心がけていたりします。

進級も「気付いたらできるようになってた」を待って、臨みたいなあなんて思っていた。

でも、先に書いたような指摘があると自分の頑張りモードに火がついてしまうのか「改善していかなきゃな〜」となるのも事実。

まあ、みきわめの話も具体的に出ていないのにこんなこと考えるのも時期尚早ですが、恐らくそろそろ視野に入ってくるような時期なので頭にはチラつきます。

そして上達や進級について考えると頭に浮かぶのは「一体自分は、馬と、乗馬と、どんな風に付き合っていきたいんだろう?」ということ。

何だか、この先ずっと考え続けることな気がします。なんなら始めた時から考えている。 

 

ちょっと自信喪失気味…

これまで、長いこと乗馬の練習の半分くらいをガジュマルに付き合ってもらっていて、上達した気になっていましたが、最近思うことがあります。

私はこれまで、ガジュの真面目さや優しさの上に乗せてもらってただけなのかもなぁ……と。

ガジュマルを走らせるのも苦戦してた時期があって、でもそれを上達で克服して乗り越えてきたと思っていました。

けれど、選定で色んなお馬に乗っていると、そういう自信も吹き飛んじゃうんですよね……。色んなお馬に色んな癖があって、対応しきれない。上手くなれてると思っていたけれど、結局ガジュにしか乗れるようになってなかったなという悲しいことを考えたり。

というか、「馬はちゃんとやってる、自分の問題だ」と気負うあまり、自分のフォームだとかばかりに集中しすぎて目の前の馬とコミュニケーションを取れていないのかもしれません……。何だか良くない感じです。多分色々気負いすぎなんだよなあ。

と、まあ結構な自信喪失状態でこの季節らしい湿っぽい日記になりましたが……まあ、こういう時期もあるよね。馬に接する時はこういう気持ちを引きずらずに接しよう。

  

おまけ:癒し要素がアンボワーズ

ちょっとテンションが低くなっていたレッスン後、なんだかんだで厩舎に足を運んだら、泥のついていない綺麗な身体とたてがみのアンボワーズが馬房でくつろいでいました。アンボの気性的に、競技会の今日はレッスンお休みだったのかな?

馬房の前に立つと、今まで見たことがないようなキラキラうるうるとした瞳を見せてくれました。えっ誰こいつ(酷い)

恐らく私のことを「おやつをくれる下僕」として認定したのかもしれませんが、いつもイライラしていて、おやつをあげようとしてる時でさえ目を剥いて威嚇してくるような奴なのであまりのギャップ萌えに癒されました。ぱっちりとして透明感のある綺麗な瞳が忘れられない……。

耳も絞ってなかったし、一瞬本当に誰か分からなかったぞ……。(どこかの競技馬の子かな?と一瞬思った)

 

【参考】怒ってないけどいつものアンボワーズ。レッスン前はいつも眠そうに目をつぶってじっとしてたりするけど馬場に出るとアレな奴。

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キレキレでやんちゃな問題児だけど、身体はちっちゃいので、それで瞳がうるキラでかつ大人しい様子見せられるとただの可愛いお馬さんだから困る……アンボちゃんすきだ……。疲れを癒してくれました。