うまめのめ

ゆるらゆるりと馬に乗ったり関わったりする記録。趣味の乗馬日記ブログです。お馬のイラストも描きます。

【乗馬50鞍目】言葉が上手く通じなかった時の感じ…

f:id:fenor:20210627010359p:plain
 多分いい子だけど、こちらのやってほしいことが上手く伝わらなかった先頭での騎乗でした。

50鞍目の記事ですが、イラストは51鞍目と新馬調教も込みという。本当はダイジェスト記事にするつもりが、50鞍目を思いの外ちゃんと書いてしまったので投稿。

 芦毛のショウナンガレオンくん

この日の1鞍目は芦毛のショウナンガレオンくん。初めて乗る馬でした。ついでに芦毛馬に乗るのも初めて。

 

大人しくて馬装がとてもやりやすかった

前評判に聞いていた通り、馬装がとにかくしやすくて「君はそれでいいのか? 」ってくらい大人しい。終始じっとしてくれていました。そしてきゅるんとした瞳が可愛い。

さすがにガジュマルみたいに、すぐハミを噛んでくれはしなかったけれど、口の端をクイッと上げて口を開けさせてハミを噛ませる練習ができたので満足です!

 

乗った感じ、ちょっと重い馬かな……?

ただ、曳き馬から馬場へ出てからは何だか足取りが重たい感じ。確かに雨降ってたけど!

確か去年入厩したばかりのお馬で、結構素直(最近少し反抗的らしいけど)と聞いていたので安心できるかなあと思って乗りました。

そうしたら何だか、やっぱり重たい感じ……。拍車やめときましょうと言われて、拍車をつけていないので脚を強く使って動かしていきました。

速歩がなかなか出にくくて、出ても継続できなかったりして難しい……。最近の脚扶助が拍車頼り馬頼りになっていたんじゃないかなと不安になります。

 

「外側を走ってほしい」という要求が伝わらず、どうしても内を走ってしまう

しかも、出せても速歩になると内側を走りたがって、なかなか外に出せないので蹄跡行進の速歩になりません……。これが一番大変でした。

頑張って内足内手綱使って外へ出そうとしても、どうしても内を走ってしまう。常歩だと外へ行ってくれたのですが……。

 

2つのことを同時にやろうとして混乱

そもそも私が、「速歩の発進・継続」と「内方脚・内方手綱で外へ出す」の2つのやることの間で混乱してしまって、上手く扶助が出せなかったのが問題だった気がします。

ぐちゃぐちゃな指示になっていたと思うし、ガレオンの動きも混乱している動きに感じた。

先頭でかつ後ろが空いているこういう場合は

常歩でもとにかく外に出す

②再度、速歩発進・継続

をクールな頭でやるのがよかったのかな……。

馬が意に反した動きをしても、乗り手が慌てたりパニックにならないようにしたいです。

 

角馬場で先頭を走る難しさ

この日はベーシック馬場での2回目の先頭だったのですが、速歩が出ない・続かないと思って色々扶助出してるうちに、速い常歩と短い速歩で後ろを引き離してしまっていました。

後ろのミレニアムちゃんがゴネていて、なかなか速歩出なかったというのもあるけれど、気付いたら最後尾の後ろにつきそうになっていたので、さすがに前に出すぎ。

前半の速歩後のインターバルで、「先頭なので、後ろのことも気にかけてペース配分してみてください」と指導員さんから言われました。意識しなきゃいけないことがまたひとつ増えたよォ……!

とにかく速歩で走らせることに夢中になりすぎて、速い常歩で内側を進まれた結果、後ろを引き離してしまったんですね……。盲点でした。

確かに、地で足が速い馬はセーブしないと後ろが追いつけなくなっちゃいますよね。ガレオンはどんどん前へ出てしまうタイプらしいので気をつけないといけない。

でも、速歩あまり出なかったんですよ〜……。(言い訳です!)

 

先頭次第でレッスンの雰囲気が変わる

先頭を走る時は、この「後続のために速すぎないようにペース配分」に加えて、経路誘導は自分で馬を動かしていく必要があります。蹄跡行進もそうか。前の馬につられて馬が勝手に進んでくれるってことがないので。

ということは、先頭がグダるとレッスン自体グダった雰囲気になってしまうんだろうな……。自分のこれまでの経験と合わせても、そんな気がします。そもそも前が詰まると2番手以降の馬がどんなにやる気あっても前に進めませんしね。

クラスのレベルが上がっていくにつれて、 先頭を走るというのはますます「役割」になってくるのかなあと感じました。

今日の私は手前変換で、通過中の最後尾の馬待つことも忘れるほど必死すぎたのでダメ先頭でした。というかガレオンが上手く動かせなくて自分のことに必死だったよ……。

 

きっと馬に上手く伝わらなかっただけ。反抗は感じなかった

このように、あまり上手くいかなかったな…と感じる50鞍目でした。

けれど、下馬した後の表情や馬装での大人しさ、リラックスしたように垂れた耳を思う限り、ガレオンは反抗したくて外側に出てくれなかった訳じゃなくて、言葉が通じてなかったんじゃないかなあ……と思ったんですよね。

レッスンが終わって洗い場に繋いだ時に、こちらをじっと見つめてきた黒い瞳が本当に綺麗で可愛らしくて、「上手く導けなくてごめんね……」という気持ちが溢れてきました。

馬が動いてくれないなら長鞭もやむなし、というのは割り切れる方なのですが、自分が馬に伝わらない伝え方をしていて、馬が分かるように伝えれば素直に走ってくれるのだとしたら申し訳ないなあと思う……。

もちろん、100%過失と捉えて自分だけを責めるのは精神衛生的に良くないですけどね!

ガレオンもテンションが低かったとか、馬にも事情があったかもしれません。

ただ、次乗る時はちゃんと言葉(扶助)が通じて、コミュニケーションができればいいなってすごく思いました。上手くなるから待っててね、ガレオン。