【41鞍目+α】今週の可愛いエピソード
可愛かったこととか、ほっこりしたこと。乗馬の練習のことや技術のことはなしで、ただただお馬の可愛かった話だけ。
先週土曜の騎乗では、42鞍目が乗馬の練習としてはメインな感じだった。
(↓気になる方はこちらをどうぞ)
この日はそれ以外にも、いろいろな可愛かったエピソードやほっこりしたことがありました。
41鞍目:金髪イケメンのカスティール
レッスンの内容
レッスン自体は、やる気をなくしたデセオくんのお尻に追突しないようにカスティールを抑えたり、内方脚の練習をメインでしていました。
太ももとふくらはぎで押す扶助、これがハンドルを操作するみたいに感覚に繋げて自然にできるようになってそれで動かせるのが上級者な気がする……。
今は「内方脚!ぐぬぬ、膨らんでしまった……」って感じだけれど、「曲がろう」と思ったら自然と内方脚・外方脚してるみたいな。そこまで行けたら爽快だろうし、人馬一体に近付くのかなって思いました。というかそれが理想だな~。
甘えん坊の貴公子
カスティールはたてがみもしっぽも金色の尾花栗毛の子。もうね、走る姿が芸術品です。王子様。貴公子。
尾花栗毛でイケメンと名高いトウショウファルコが「走るベルばら」なんて言われてるのをネットで見たことがあるけれど、カスティールもそういう感じ。
上級者の方や指導員の方が駈歩させている姿なんて、見ているだけでウットリとしてしまうような美しさがあります。なんかズルい!その毛色に産んでくれた親御さんに感謝した方がいい!
しかもそのカスティールくん、やたらと甘えたがる馬です。馬場まで引き馬しようと無口外すと必ず「ぴと……」とくっついてくる。
今回は2回目なのですが、最初に当たってこれやられた時はビックリして「えっ!?何!?」と動揺。見た目から近寄りがたい系なのかなと思っていたので……。
それからスタッフさんに「あ~甘えてますね~」と言われて二度ビックリ。「そんな、私達まだ出会って数分なのに……」とこちらが戸惑ってしまいました。*1
かっこいい顔を見ると目閉じてたり細めていたりして、本当に甘えてるって感じ。うわ~これあかんよ。世間のUMAJOイチコロだよこんなの。
イケメンっていうより美形?ハンサム?って感じかな……?どっちにしろ、そんなお馬に無差別デレデレ接待されると、まるで自分が都合のいい恋愛ゲームの主人公になった気分にさせられて戸惑います。大丈夫、他のお姉さんもデレデレされてた。こいつはプレイボーイだ。
でもやっぱり嬉しいのでお返しで顔をハグしてみるとますますくっついてくるので、それがまた甘ったるくて狂うんだなぁ。
本当はあまり良くないのかもしれないけれど、特にそれ以上舐めたことする訳でもないし、「出発するよ」と距離を置いて手綱を引くとわきまえてくれるし、何より自分が満更でもないので放っておいてます。
こんなに人懐っこいのって、やっぱり見た目がイケメンで馬一倍大事にされてきたからなのかな~なんて考えたり。この後にも少し書いてますが、現役時代の名前で検索かけると見た目で一目惚れした方もいらっしゃったみたいです。さすが。
クラブ馬の馬体の特徴を調べる馬房巡り
クラブのお馬達の絵を描くようになって「どんな靴下の子だっけ…」「星の形がよく分からない…」という悩みが出てきた。
なのでレッスンと新馬調教が終わった後、お馬達の昼休みを狙ってiPad片手に馬体の観察をしに行きました。
こんな感じで、雑な馬体の絵に色を乗せていく感じで記録しました。ほんと、特徴だけ分かればいいやって感じ。
休憩中だろうからあまりちょっかいはかけないように…と少し気を遣ったりしながら。
マルターズデセオ
午前中に乗ったカスティールのお隣さん、イケメン枠だけど若気の至りが迸るネタ馬でもある(※個人の感想です)マルターズデセオ(4歳)。声に出して呼びたい馬名。海外の高級車みたい。
デセオは何回か乗ったことがありますが、他の人が同じレッスンで走らせているのを見ることの方が圧倒的に多い…!入門から障害までこなせる馬って感じです。
入門者のレッスンでしか見たことがなかった頃は、障害を華麗に跳んでいく、それまで見たことのない姿に見惚れました。ベーシックAで出てくる横木通過(丸太をまたぐ練習)の時も、横木を乗り越えるとテンションが上がるのかいきいきと加速し出すのが印象的だった。
この馬もかなりキャラが濃くて面白いので、乗ることがあったらブログに書こうと思います。
草を食べていたけれど、馬房の前に行くと「おっ、なんかくれんの~?」と言いたげに寄ってきました。あげるものは何もありません。
この前おやつ(アンボワーズへのお見舞いのあまり)あげようとした時は気付かなかったくせに~…惜しいやつめ。(ちなみにその時はお隣のカスティールが「デセオくん気付かないみたいだからボクにちょうだい!」って感じで首を伸ばしてきたのでカスティールにあげました)
お馬達、何もないと分かると下向いて草食べ出すんですけれど、この日のデセオは私の真正面で食べていたので白斑も靴下も完璧に記録できました。やったね!
カスティール
そんなデセオのすぐ隣のカスティールは完全にご飯に夢中。馬房の前に立っても無反応でした。尾花栗毛の金色のたてがみは太陽の光を受けていないと、白っぽくてススキみたいな感じ。どっちもかっこいい。
靴下の模様は観察できました。一瞬でいいので白斑ちょっと見たかったので、声掛けたり舌鼓で呼んだら、ダンッと後ろ足の重い地団駄(?)で怒られてしまいました。馬房内見たら耳も伏せていたので白斑は諦めることに。
カスティールの白斑の資料はネットにたくさん転がっているからまあいいや。(現役時代の名前が「ホウオウステップ」で、藤田菜七子騎手が乗ったことがある馬なのでTwitterやインスタに写真が上がっている)
やってきたばかりのお馬の無垢な雰囲気が可愛い
芦毛のショウナンガレオンくんの模様を描くのに苦労していたら、馬装講習に出勤していったのでまたの機会に。
近くの馬房にいた、新しく来たばかりの鹿毛の子を観察してみることにしました。
スコーレは空けられた窓から外の馬場の様子を見ていたけれど、馬房の前で観察しながら特徴を描いていたら「君はなに?」と言いたげに寄ってきて、かなり描きやすい感じでずっとそこにいてくれました。近付いたり離れたりするけど、目はずっとカメラ目線。良いモデルさんだ……。
こちらに興味を示したのか離れるまでずっと見ていた。威嚇するでもなく、おやつをねだるでもなく、ただ本当に興味で見ている感じ。環境に馴染んだ他の子とは違う雰囲気を纏っていた。なんだろう……無垢な目というか。(まるで他の馬が無垢じゃないみたいな言い方!)
馬房にいるお馬って、こっちのことを見てきても何もくれないし何も用事ないと分かるとお食事に戻るので、馬房の中からずっとじっと見つめられるのは新鮮だった。
今思えば私がスコーレを観察する時、スコーレもまた私を観察していたのだ……。
馬体の特徴としては、鹿毛なんだけれど黒めだなあって印象。お外出たらまた見え方違うんだろうな。
鹿毛馬の、まるで黒いブーツを履いているような脚の黒さがとても好きです……。とても綺麗にしてもらっていて毛艶がバッチリ。鹿毛馬いいなあ……と見とれました。
やっと名札が張り出されたような子で、慣れなくて不安でいるのかもしれないけれど、なんだか性格が良い馬のような印象を受けました。優しそう。全く違ってたら笑うけど。
もしこの先乗ることがあったら仲良くしたいなあ。覚えてもらいたいから来週も会いに行ってみよう。
やっぱり愛くるしい推し馬
そのままスコーレのことをずっと見ていられそうだったけれど、ずっと前にいられたら心休まらないだろうしでよそへ行くことに。
次はどの子の馬体メモしよう?と考えて、やっぱりガジュだろ!と最推しの馬・タガノガジュマルの所へ。
彼は人気馬なので予約が取れなかったり、自分が練習のために他の馬指名したりで、これまで毎週乗っていたのがかれこれ2週間乗れていない……。
馬房の近くに行ってよそ見してたら、視界の隅でダッ!と勢いよく側に寄ってこられて「今までどこ行ってたの!?」と言われた気分だった。(間違いなく妄想だ…)
出口の方行ってこっち見て、餌箱の方行ってこっち見て、で「お出かけするの?それとも何かくれるの?」と言われてるような。多分後者の方が強いだろうけどね!
そんな些細なことで、ああ〜やっぱりガジュは最高だ〜〜……と癒されてきました。脳みそが溶ける。
その後しばらくこっち見た後はいつも通り草食べ始めてたんだけれど、絵を描くために特徴を掴もうとしてじっと観察すると、いつも以上にずっと見てられる気がしました。
ガジュの額の星の形がすごく好きで、靴下履いてないのもまたかっこいい。額に星のある黒鹿毛馬がタイプになったのはこの子の影響です。元々ステイゴールド*2の顔が好きだったけれど。
とにかくガジュは本当にかわいい……かわいい……。来週は久しぶりに乗れるので楽しみです。
馬体観察は続く
結局この日は上に載せた3頭+途中の2頭観察して馬体の特徴をメモしました。
真面目に観察すると時間がかかるのと、馬体の絵のぐちゃぐちゃ加減が気になったので次回以降のためにIllustratorでこんなものを作成。
馬体観察シート的な……。
これくらい元の絵がしっかりしていれば、靴下や白斑を描くのに集中できるんじゃないかな?などと思っています。
いつか全頭このフォーマットでコンプリートして、自分だけの図鑑みたいにできたらいいな。