うまめのめ

ゆるらゆるりと馬に乗ったり関わったりする記録。趣味の乗馬日記ブログです。お馬のイラストも描きます。

【33鞍目②】初めての正反動

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とっても気持ちのいい五月晴れの日。昨日の荒れた馬場でグチャグチャになった乗馬用品をピカピカにして気分も上がります。

 

さて、前回の続きで馬装のことを書こうと思っていたけれど、レッスン記録の手帳をつけていたら先にレッスンのことを書きたくなった。

今回は初めての正反動や蹄跡行進、手前合わせの練習をした話。

 

 

 

今日から「ベーシック馬場」というクラスに進級ということだけれど、どんな馬場で何をやるのかも全然分からない状態。

前回のベーシックAのみきわめの後半で、「ベーシック馬場ではこういうことやりますよ~」と軽速歩の手前合わせと正反動の速歩を予習させてもらったので、これをやるのはかろうじて分かるといった状態……。

 

まずは蹄跡行進

「じゃあまずは蹄跡行進で~」と指導員さんに言われる。早速出てきた、新しい単語!

2人部班だったのと、みきわめから一日置いての騎乗で、私が初めてのベーシック馬場だと分かってくださっているので指導員さんが解説してくれる。

■蹄跡行進とは…

柵で四角に囲われた馬場の外側に沿って進むこと

これまでのサークルをぐるぐる回るレッスンではよく専用馬で乗っているガジュくんが、円の外側に膨らんで走ってしまう癖があって内側に戻すのをかなり苦労していた。

けれど今回からは逆に外側を走ってもらうので、かえって楽に!

曲がる時も四角の角の外側(隅角)へ誘導して曲がらせる。これは結構意識して誘導したけれど、あまり意識しすぎなくても自然に外側で曲がってくれる気がした。

でも、内側回ってショートカットしたがる馬だったら内側で曲がろうとするのかもしれないし、やっぱりこれもその馬とその時の状況次第なんだろうな。

 

軽速歩の手前合わせ

常歩で何周か蹄跡行進をしたら軽速歩へ。すっかり慣れた感じ。

軽速歩は、ベーシックBCの時はなかなか上手くできなくて悩んだりしたけれど今では楽しくて仕方がない。

完全に馬のテンポに合わせて立つ座るできている時の、ふわっとしたうっとりするような感覚は初めて体感した時からとりこになっている。(この感覚でいつも軽速歩できるように精度を高めていきたい)

同じ軽速歩でも歩度の詰め伸ばしで速度感が全然変わるのが面白くて好き。

 

さて、そんな慣れてきたかなという軽速歩について、「手前」という概念を前回初めて教えてもらった。

■手前とは…

右回り・左回りといった進行方向のこと。

「手前を合わせる」とは、進行方向に合わせて、馬の前肢が出るタイミングと座るタイミングを合わせること。外側の前肢が前に出たタイミングで座る。

 

・左回りの時

右前肢(内側)が前に出た時に立つ・左前肢(外側)が前に出た時に座る

 

・右回りの時

左前肢(内側)が前に出た時に立つ・右前肢(外側)が前に出た時に座る

 

手前が合っていない時は、一度立つのをやめて二回ポンポンとお尻をつけると手前を合わせることができる。(間違って三回ついちゃって結局合ってないままというのはあるあるだと思う……!)

 この手前合わせがベーシック馬場での課題の一つになるのだけれど、このブログを書くために他のサイトで確認するまで、外側の前肢が前に出たタイミングで「立つ」と逆で覚えていた。(指導員さんの言ったことを勘違いしたか、何か言い間違えがあったかな?)

なので、レッスン後半は「前肢が前に出てる時に立ててる気がすると思うけれど、逆って言われるなあ……自分の感覚の逆をやれば正しい手前になるんだな」と思って手前を合わせていた。なるほど、そもそもの覚えていた方が逆だったかぁ……。

手前の合っている・合っていないは慣れると前肢を見なくても乗り心地で分かるようになるらしいので、感覚で覚えられるようになりたい。

手前が合っていると鞍が吸い付いてくる感じ、合っていないと鞍にぶつかる感じ……らしい。

 

いよいよ正反動の速歩

本やネットなど見て、存在を知っていた正反動(正反撞)をいよいよ練習する時が。

 

軽速歩が馬の歩みに合わせて立つ座るすることで人馬の負担を軽くする走り方なのに対して、正反動(速歩)は座ったままの速歩。

乗馬を始めて最初の数鞍くらいは、立つ座るして乗る軽速歩の方が不自然に感じて「普通に座って乗るじゃダメなのかなあ?」なんてけれど思っていた。

けれど今になっていざやってみると、お尻がガンガン馬の背中にぶつかって「ガジュくんの背中大丈夫かなこれ!?」と気を遣ってしまって、ついつい軽速歩をしてしまう。

 

それもこれも乗馬を始めたばかりの頃、あるレッスンで乗っていたおじいちゃん馬・ワードさん(怒りっぽいけれど、怒らせないように乗ると正しい乗り方になるので私の中では鬼教官キャラ)が軽速歩をすぐにやめてしまうことについて、「ワードは背中のお肉が衰えてきているから、お尻がガンガン当たると『痛いんじゃ!!!』と反発して止まる」と教えられた。

それで、自分の中で鞍にお尻がぶつかることに抵抗が生まれているっぽい。

(それをこの日、あるスタッフさんに言ったら、「駈歩の方でそうやって加速させる技術があるので、それと勘違いして反抗のつもりで速歩やめたのかも」とも言われた。正反動の練習をしているとそれと勘違いして加速することがある、って指導員さんにも言われたな……なんて名前の技術なんだろう?)

 

加えて、自分の正反動の姿勢も合っているか自信がない。「慣れないうちは5回正反動・5回軽速歩でも大丈夫ですよー」という言葉に「最初はそんなにしなくてもいいよね」とも思ってしまい、結局5回以上?10回くらい?の正反動の継続が今回のレッスンのベストでした。

 

この時と前回教えてもらった正反動のポイントは

・リラックスして身体の力を抜くこと、固くならずに柔らかくいること

・上半身はやや後ろに反る感じ、斜め下前へ反動を逃がす(ここちょっと記憶が怪しい)

・拳の場所が動かないようにする

・太ももとふくらはぎで鞍を挟むこと、この時膝には力を入れないように

 ・鐙の上に体重、脚の位置が動かないように

※記憶頼りなので間違えているかも。間違いに気付いたら修正します。

 

正反動をやると鐙が脱げやすくなる人が多いらしいけれど、それは最後二つの脚が上手くできないからなのかなと列記していて思った。

 

 「正反動も上手くできているので後は馬場2周継続できるように練習していきましょう」と言われるものの、自分的には「鞍の上でバランスを崩したりビビったりせずに、立つ座るをしないで速歩をする」って感じで乗っていただけなので「正反動」ができている気がしないという……。

このへんのふわふわしてる感じは帰って本なりネットなり見るして勉強してからまた練習しよう!と思ったので、次回までにお勉強するか~。

 

とりあえず、次回騎乗時は「もう私の体が限界!軽速歩!」ってなるまで正反動で乗ってみて、今の限界や課題を見つけてみようかな。